エッセイ

エディターが伝える日常、美容整形の話を聞いてください

Essay

整形外科専門医でなければならない理由




それにもっと大きな問題が、非専門医達の話にはならないようなこじつけ論に惑わされた者が、美しさを夢見ている者だと言う点です。実際可能ではないと思い留まらせたいのです。これから整形手術を受けようとする人達は、最小限私を手術してくれる人が整形外科専門医なのか、そうでないのかを区別しなければなりません。これが手術を受ける者が必ず知らなければならない権利であり、自身の手術の結果を最大なものにし、自分を完全に保護する方法でもあるのです。また手術する医師は、このような情報で尋ねてくる方々に必ず知らせてあげなければならない義務があります。これは整形が氾濫する時代に、整形医のすべて皆がベテランの時代に手術を受けれるのです。さあ、そして手術を行う医師がお互いを完全に守ることが出来れば安泰です。


病院に関する情報媒体が増加し、インターネットを通して医学情報の共有が可能になった為このような質問を多く受けます。“整形外科専門医が運営する病院ですか?“もしかしてこのような質問は、私の資格を疑うようで少し不快な印象を受けますが、一方では非常に嬉しい質問でもあります。美容整形分野のたくさんの医師達が大勢集まり増幅し、でたらめで間違った事例が発表されている為、これからは患者側が医師の情報に対して知識を持って反証することです。私を手術する医師が整形外科専門医か?非専門医か?
 

もちろん整形外科専門医が皆手術の技術が高く、非専門医が皆そうではないということは道理にはずれていることです。しかし整形外科専門医と非専門医を同格化し、仮に整形外科専門医は整形の専門医に過ぎず、美容整形は美容整形を勉強した人たちが最も専門的というのは度を越えたこじつけ論です。美容整形は結局形成整形のしっかりとした土台を通して出来ているという事をあまりにも無視した無知な発言です。実際整形の意味を分かっていないからこそ出来る発言です。基礎のない応用の結果が完全であるのか?形成整形と美容整形は別個だと言えるのか?

 
整形外科分野は大きく形成整形(Reconstructive surgery)と美容整形(Aesthtic surgery)で成り立っています。形成整形の分野は奇形状態を形成して元通りにする手術で、顔面奇形、顎顔面外傷、乳房の成形、微細手術、火傷の為の皮膚移植などがこれに該当します。まさに形成整形は、損傷、傷が発生した時に優先的に正常な状態に戻す為の手術です。たいていフィールドで美容整形をする整形外科専門医たちは、形成整形の分野で4年間トレーニングを受けた者で、これは基本中の基本に対する勉強を終えて美容整形をしています。美容整形は形成整形の基本に対する理解があった後に初めて可能になるのです


ところでこのような過程を通ってこなかった人達、いわゆる非専門医を中心とした学会などでは、整形外科専門医達が美容整形が無知なのに美容整形をして整形外科専門医は美容整形を学ばなかったと言っています。本当にすごい発言です。自分はたとえ整形外科専門医ではなくても美容整形に対して多くの知識がありとてもたくさん勉強したと言うのです。この間PD手帳に“整形外科医は勉強中”というプロがありました。整形と無関係な場所でトレーニングを受けた者が、これから美容整形を勉強して本人達が美容整形において専門家だと主張するのです。1回ずつ整形外科専門医と非専門医と同等な立場で比べる状況をみるととても不快です。


私たちの4年間のトレーニングが本当に意味のない事です。最小年間に200件以上の手術をしながら過ごした専攻医のトレーニング期間が、聞いただけで学んだ技術と同等になるということは開いた口が塞がりません。


美容整形を完全に実力を発揮するのは形成整形で徹底的に訓練されます。傷に対して基本的な知識がなければ不可能です。基礎のない応用は可能ではありません。真似をすることは出来ても、問題が生じた時に収拾が付かなくなりそれ以上の発展はありえません。整形外科専門医を取得して10年になり開業医になった今でも、美容整形に対しては粛然としています。Surgeonは多様な臨床経験を経ることでノーハウを作り、これを以ってより精巧で自分の整形技術を発展させるのです。そしてこれは皆形成整形を土台としたトレーニングの結果、長年の美容整形手術の経験で可能なものになるのです。

 
私の好きな先輩がいつだったかこんな例えをしたことがあります。運転は敢えて運転免許証を取得しなくても運転が出来ます。しかし私たちが運転する時運転免許証を求めるのは、危険が迫った状況、安全ではない環境で対処できる能力に格段の差があるからです。まして整形外科医は運転免許証よりもっと大きな重要性を持っています。すべての手術の危険の可能性を把握しています。なぜなら人間が行う手術ですから完全な成功率を保障することが出来ないからです。万一手術を失敗した場合これを収拾する能力は、整形外科専門医と非専門医では格段の差を現します。整形外科専門医は傷口を処理して治療する能力とは違って、これがまさに専攻医時代4年間一生懸命学んだ知識と経験です。



   Editor_Kim kyung ho

* 更新日期 : 2021.01.12