エッセイ

エディターが伝える日常、美容整形の話を聞いてください

Essay

美容整形外科と患者の「幸福」


 


病院を開院させた医者は顧客誘致のため、様々な努力をしている感じる。たくさんの広告業者ができては消え、街の中心には整形外科の広告であふれている。これはオフラインだけの話ではない。オンラインでは、キーワード広告が戦争水準としても過言ではない。クリックごとの広告費用を策定している広告を見ると、私たち医者たちが一生懸命働いて広告業者に私たちの労働の代価を献納しているように感じる。もちろん、広告を一切出さないと病院の広報ができなく、不安であったりもする。今はただ座っているだけでは、患者は病院にやってこない時代なのだ。
 

しかし、一方で考えて見ると、整形外科に来る顧客も同じようではないだろうか?テレビで活躍している芸能人たちでさえ、整形をしお肌の管理をしているのに、私がしなければ遅れをとるのではないかと焦燥感を感じるのではないだろうか?外見や容姿が一つの競争力となった現在、単純に整形について非難していてはいられなくなってきた。なぜなら、過大な整形で不協和音をひくわけでなく、むしろ整形できれいになった芸能人を普段見ることができるから。本当に、容姿が重要な競争力になったことは否定できない。
 

このように整形外科の医者はマーケティングをすることで、病院がうまくいくという強迫観念で、また整形外科にくる顧客もきれいにならないといけないという思い込みに惑わされているのではないか?そして、売り上げを伸ばしたいという医者と芸能人のようにきれいになりたいという患者が冷たい診療室で会い、何をどうするのかと話し合う。
 

この2人の出会いは最初からそれほど晴れ晴れとしているわけではないが、この出会いは一つを追求している。それは、「幸せだ」。患者はきれいになった自身の姿、医者は患者の幸せの代価としてお金をもらい、患者の術後の幸せを見て幸せになる。この2人はお互い幸せになるために冷たい診療室で会う。この冷たい契約的な出会いを温かい結果にするため、温かい結果にするため、何をしなければならないか?それは、基本を守ることです。


もちろん、患者と医者の間で基本というものはいくつかあるけれど、その中でも一番重要なのは「情報共有」です。これをうまくいかせるには、何を行わなければならないか?
 

それは、簡単な言葉で伝達すること。そして理解するまで聞き続けるということ。手術の効果についてだけを話すのではなく、この手術で起こりうる危険、副作用、そして多様な手術方法、いくつかの方法の中でより効果的な方法は何なのか、を共有するのです。ここで重要なことは、手術を受ける方の好み、価値です。情報共有のための、言葉、用語は簡単なものではいけない。もしかすると、最近入り、病院に登場してきている非医療人たち、コーディネーターなどは患者と医者を繋げてくれる救世主なのかもしれない。この人たちは、ただ単に売り上げを上げるためだけではなく、患者と医者間の間隔を縮めさせてくれるなら、その言葉通り、基本に忠実な結果がでるのではないだろうか?
 

そろそろ完璧な情報共有というのが、ただの親切な情報伝達ではないということがわかってきましたよね?しっかりと、そして簡潔に説明し、いくつかの提案をした後、患者の好みを反映させ、手術方法を選び、そして、医者の価値、この選択が反映されなければならない。誇張された情報や安売りな行為を行ってはいけない。

 
病院に来てくれる患者が私に安心し、リラックスしながら相談や悩みをいえる医者になれたらと願う。

 


 

 

   Editor_Kim kyung ho

* 更新日期 : 2021.01.12